後席エンタメを極める!新型エルグランドのリヤモニター&Boseスピーカー音響システム

新型エルグランドの広々とした高級感あふれる車内空間と後席エンターテインメントシステム 未分類

日産のフラッグシップミニバンとして登場した新型エルグランドは、ルーフを含む最大22個のBoseスピーカーと、国内ミニバン初となる左右独立型を含む2種類のリヤモニターにより、クラストップレベルの後席エンターテインメント空間を実現しています。

家族全員で同じ大画面を共有する「15.6インチルーフ型(174,900円〜)」と、個別に異なる映像を楽しめる「12.8インチシートバック左右独立型(261,000円)」が用意されており、用途や乗車スタイルに合わせて最適なシステムを選択可能です。

本記事では、新型エルグランドのBoseプレミアムサウンドシステムの音響技術や世界初のアクティブ・ノイズ・コントロールの仕組みに加え、2種類のリヤモニターの仕様・価格・接続方式の違い、ライバルであるトヨタ・アルファード/ヴェルファイアとの徹底比較まで詳しく解説します。

新型エルグランドのBoseプレミアムサウンドシステムとは?車内22スピーカーがもたらす圧倒的没入感

新型エルグランドの音響システムには、日産とBoseが共同開発した「Bose Premium Sound System(ボーズプレミアムサウンドシステム)」が採用されています。

一般的な高級ミニバンの純正オーディオが10〜15個程度のスピーカーで構成されるのに対し、新型エルグランドには天井やピラー、シートヘッドレストを含む車内全体に最大22個のスピーカーが贅沢に配置されています。

特筆すべきは、ルーフ(天井)に組み込まれたハイトスピーカーです。

従来の前後左右から包み込むサラウンドに加え、頭上からもクリアな音が降り注ぐ立体的な「3Dサラウンドサウンド」を構築しており、映画の雨音やライブ会場の歓声が頭上を通過していくような臨場感を忠実に再現します。

さらに、Bose独自の信号処理アルゴリズム「Centerpoint(センターポイント)」テクノロジーを搭載しています。

これにより、地上波テレビや動画ストリーミングサービスなどの標準的な2チャンネルステレオ音源であっても、車内の音響空間特性に合わせてリアルタイムで最適なマルチチャンネル音響へとアップミックスされます。

インストルメントパネルには、14.3インチのメーターと14.3インチのセンターディスプレイをシームレスに結合した約27インチ相当の統合型インターフェースディスプレイが備わり、前席から後席まで上質な映像と音響で包み込みます。

静寂があるからこそ音が際立つ!世界初のアクティブ・ノイズ・コントロールの仕組み

圧倒的な高音質を車内で存分に味わうためには、走行中に発生する不快な雑音をいかに遮断できるかが極めて重要になります。

新型エルグランドは、徹底した遮音材・吸音材の配置に加え、エンジンや路面からのノイズを打ち消す世界初(2026年7月 日産調べ)の「アクティブ・ノイズ・コントロール」を全車に標準装備しています。

この技術は、e-POWERの発電用エンジン作動時に発生するこもり音や、荒れた路面を走行する際にタイヤから伝わるロードノイズを車載マイクで検知し、スピーカーから逆位相の制御音を出力して騒音を相殺するシステムです。

走行中のバックグラウンドノイズを物理的・電子的な両面から低減させることで、Boseスピーカーが奏でる繊細なボーカルの高音域や輪郭のある重低音をクリアに聞き取ることができます。

また、NissanConnectインフォテインメントシステム搭載車には「ゾーンコントロール機能」が備わっており、後席だけを集中的に静かに保つなど、乗員の状況に合わせた車内環境の調整が可能です。

席ごとに音を使い分ける!ヘッドレストスピーカーと運転席通話モードの機能性

新型エルグランドの音響システムは、全員で大音量を共有するだけでなく、乗員それぞれのプライベート空間を守る「音の個別制御」を実現しています。

運転席および助手席のヘッドレストには専用の小型スピーカーが内蔵されており、多彩なサウンドモードを切り替えることができます。

  • 前席音楽再生モード: 後席で小さな子どもや同乗者が就寝している際、後席側のスピーカー出力を抑えつつ、前席のヘッドレストスピーカーを中心にクリアな音楽を再生する機能
  • 通話音ゾーンコントロール(運転席通話モード): 運転中にハンズフリー通話を行う際、相手の音声を運転席のヘッドレストスピーカーのみから出力し、同乗者の会話やエンタメ鑑賞を邪魔しない機能
  • パーソナルナビ音声案内: ルート案内音声が運転席のみに届くため、後席で再生している映画や音楽の音声を途切れさせない設計

乗る人全員に同一の音声を強制するのではなく、前席と後席で異なるニーズを1台のキャビンの中で両立できる点が大きな特徴です。

後席リヤモニターはどちらを選ぶ?15.6インチルーフ型と12.8インチシートバック型の違い

新型エルグランドの後席リヤエンターテインメントには、利用人数や用途に合わせて選べる2つのディーラーオプションモニターがラインナップされています。

※画像はAIによるイメージ

まずは両モデルの主要スペックと機能の違いを比較します。

項目 15.6インチ後席専用モニター(ルーフ型) 12.8インチシートバックパーソナルリヤモニター
画面サイズ 15.6インチ(ワイド大画面) 12.8インチ フルHD×左右2画面
設置位置 天井中央(手動開閉・格納式) 運転席・助手席シートバック背面
税込価格(取付費込)

サンルーフ無:174,900円

サンルーフ付:176,000円

左右セット:261,000円

(※専用取付パッケージ別)

対応グレード 全車(X / G / VIP e-4ORCE) G e-4ORCE、VIP e-4ORCE
映像ソース 前席ナビ連動(地デジTV、前席HDMI) 外部入力特化(HDMI、USB、Miracast)
個別視聴 不可(後席全体で同一画面を視聴) 可能(左右で別々の映像を再生)
音声出力 車両スピーカー全体 車両スピーカー、Bluetooth機器
おすすめ層 ファミリー層、3列目利用が多い方 2列目重視、個別動画を楽しみたい方

家族全員で楽しむなら15.6インチ後席専用モニター(ルーフ取付タイプ)

3列目シートまで含めた大人数やファミリーで同じ映像を共有したい場合には、天井中央に設置する15.6インチの後席専用モニターが最適です。

  • 画面サイズ・設置位置: 15.6インチ大画面・ルーフ(天井)取付タイプ(手動開閉・フラット格納式)
  • 税込価格(取付費込): ツインサンルーフ無車用 174,900円 / ツインサンルーフ付車用 176,000円
  • 対応グレード: 全車(X e-4ORCEはNissanConnectインフォテインメントシステム付車が対象、VIP e-4ORCEには特別装備)
  • 映像・音声の仕組み: 前席のNissanConnectナビゲーションから出力された地上波デジタルテレビやHDMI映像を表示し、音声は車両全体のスピーカーから出力
  • 主なメリット: 2列目だけでなく3列目の乗員からも視野角が広く見やすい。付属のリモコンで前席ナビのAV操作を手元で行えるため、ドライバーに画面操作を頼む手間が省ける

天井格納時はルーフ形状に沿って薄型に収まるため、ルームミラーの視界や後席の頭上空間を圧迫しにくい専用設計となっています。

2列目を航空機のビジネスクラス化するなら12.8インチシートバックパーソナルリヤモニター

2列目の同乗者がそれぞれ思い思いのコンテンツを楽しみたい、または役員車やVIP送迎として最高のパーソナル空間を提供したい場合は、国内ミニバン初(日産調べ)となるシートバック設置型の2画面モニターが優れた快適性をもたらします。

  • 画面サイズ・設置位置: 12.8インチフルHD液晶×左右2画面・運転席&助手席シートバック取付タイプ
  • 税込価格(取付費込): 左右セット 261,000円(※別途、メーカーオプションの「シートバックパーソナルリヤモニター取付パッケージ」の同時装着が必須)
  • 対応グレード: G e-4ORCE、VIP e-4ORCE
  • 映像・音声の仕組み: HDMI接続、USBメモリー、Android端末からのMiracast無線接続に対応し、外部ストリーミング端末等を使って左右別々の動画を再生可能。音声はBluetooth接続により車両スピーカーまたは個人のBluetoothイヤホン・ヘッドホンへ出力
  • 主なメリット: 右席で映画、左席でアニメや動画配信といった完全な個別視聴が可能。個別のBluetoothヘッドホンを使えば、互いの音を干渉させずに没入できる

注意点として、シートバック型は前席ナビの地上波テレビ映像を表示する機能は備えておらず、スマートフォンやストリーミング端末などの外部機器接続に特化した仕様となっています。

用途に応じた選択基準は以下の通りです。

  • 15.6インチルーフ型を選ぶべき人: 子どもたちと一緒にテレビ番組やアニメ映画をみんなで観たいファミリー層、3列目シートの使用頻度が高い方、導入コストを抑えたい方
  • 12.8インチシートバック型を選ぶべき人: 2列目に乗る人それぞれの趣味や好みが異なるご家庭、移動中にタブレット感覚でYouTubeや動画配信を楽しみたい方、最上級のパーソナル感を求める方

シアターレイアウトとゼログラビティシートが支える居住性

高品位な音響とモニターの魅力を最大限に引き出すため、新型エルグランドはキャビンの着座レイアウトとシート設計にも人間工学に基づいた工夫を凝らしています。

車内レイアウトには、前席から後席に向かうにつれてヒップポイントが高くなる「シアターレイアウト」を採用しています。

後席からでも前方の視界が抜けるため、開放感が高まるだけでなく、車載モニターを見ていても視界の揺れが抑えられ、走行中の車酔いを防ぎやすい環境が作られています。

さらに、全席に「ゼログラビティシート(疲労軽減構造)」を採用し、2列目シートには電動オットマンと「デュアルリクライニング機構」が搭載されています。

通常のシートは背もたれを大きく倒すと視線が斜め上を向いてしまいますが、デュアルリクライニングなら中折れ機能によって背もたれをリラックスした角度に倒したまま、ヘッドレスト周辺を起こして正面のモニターを自然な視線で捉え続けることができます。

助手席および2列目左右の計3席で同時に足を伸ばせる「トリプルオットマン」と組み合わせることで、長時間の動画鑑賞でも身体への負担を最小限に抑えることが可能です。

記者視点の考察:アルファード/ヴェルファイアとの比較と新型エルグランドの優位性

かつて高級ミニバン市場を牽引したエルグランドが今回の刷新で打ち出した後席エンタメ戦略は、最大のライバルであるトヨタ・アルファード/ヴェルファイアに対する明確な差別化ポイントとなっています。

両車のエンターテインメントおよび音響スペックを比較すると、設計思想の違いが鮮明に浮かび上がります。

  • スピーカーシステム: 新型エルグランドのBoseプレミアムサウンドは最大22スピーカー(天井ハイト・前席ヘッドレスト含む)に対し、アルファード/ヴェルファイアのJBLプレミアムサウンドシステムは15スピーカー構成。スピーカー数および天井からの立体音響表現においてエルグランドがリードしています。
  • リヤモニターの選択肢: アルファード/ヴェルファイアは天井吊り下げ型の14インチリヤシートエンターテインメントシステム(単一画面)を主軸としているのに対し、新型エルグランドは15.6インチのルーフ型に加え、国内初となる12.8インチ左右独立シートバックモニターを用意しています。
  • 車内静粛性アプローチ: 遮音ガラスや構造材の工夫に留まらず、世界初のアクティブ・ノイズ・コントロールを全車標準化して走行騒音を電子的に打ち消す仕組みを組み込んだ点も、日産独自のアプローチです。

従来の高級ミニバンは「家族やVIP全員で1つの大画面を共有する」スタイルが主流でした。

しかし、スマートフォンや動画配信サービスが普及した現代では、乗員それぞれが見たいコンテンツを個別に楽しむ「パーソナル空間」への需要が急速に高まっています。

運転席ではヘッドレストスピーカーで通話やナビ案内を聞き、助手席では好みの音楽を楽しみ、2列目の左右ではそれぞれ別々のストリーミング動画をワイヤレスヘッドホンで鑑賞する——このようなパーソナルな体験を提供できる点こそ、新型エルグランドが高級ミニバン市場で放つ最大の強みであると評価できます。

新型エルグランドの後席エンタメに関するよくある質問

Boseプレミアムサウンドシステムは全グレードに標準装備されていますか?

Boseプレミアムサウンドシステム(22スピーカー)は、グレード別の設定およびメーカーオプションとなっています。

中間グレードのX e-4ORCEでは高遮音ガラスとのセットオプション、上級グレードのG e-4ORCEではプロパイロット2.0や高遮音ガラスと組み合わせたセットオプションとして設定され、最上位のVIP仕様等に標準または特別装備されます。

購入を検討する際は、選択するグレードごとのオプション設定状況を事前に確認することをおすすめします。

12.8インチのシートバックモニターで地デジテレビを見ることはできますか?

12.8インチのシートバックパーソナルリヤモニターは、前席ナビゲーションの地上波テレビ映像出力とは連動していません。

スマートフォン、ストリーミングデバイス(Fire TV StickやChromecast等)、USBメモリー、またはAndroid端末のMiracast機能など、外部機器を接続して動画や映画を再生する仕様となっています。

地上波テレビを後席の大画面で楽しみたい場合は、前席ナビと連携する15.6インチのルーフ取付タイプを選択してください。

後席モニターは後からディーラーで追加装着することは可能ですか?

15.6インチのルーフ取付タイプはディーラーオプションとして納車後の後付けが可能ですが、12.8インチのシートバックパーソナルリヤモニターを装着する場合は注意が必要です。

シートバック型を取り付けるためには、車両発注時にメーカーオプションである「シートバックパーソナルリヤモニター取付パッケージ」を選択しておく必要があります。

車両製造後にこのパッケージを追加することはできないため、左右独立モニターの装着を検討している方は必ず新車注文時にセットでオーダーしてください。

まとめ:移動時間を贅沢な体験に変える極上のキャビン空間

新型エルグランドの後席エンターテインメントは、世界初のアクティブ・ノイズ・コントロールがもたらす静粛性と、ルーフを含む22個のBoseスピーカーによる立体音響によって、ミニバンの枠を超えた車内空間を実現しています。

大画面で家族全員の一体感を楽しめる「15.6インチルーフ型」か、左右独立でパーソナルな映像体験を提供する「12.8インチシートバック型」か、ご自身の利用スタイルに合わせて最適な装備を選択することで、長距離ドライブの快適性を大きく向上させることができます。

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