新型エルグランド「VIP」の超豪華内装!2列目キャプテンシート&ベンチレーション機能

新型エルグランドVIPのブラックを基調とした上質なインテリアと2列目キャプテンシート 未分類

16年ぶりのフルモデルチェンジを果たした日産の最高峰フラッグシップミニバン、新型エルグランドの最上級グレード「VIP」は、吸い込み式ベンチレーションやキルティング加工のプレミアムナッパレザーを備えた極上の2列目シートを筆頭に、ベースグレード(G)との実質差額約40.2万円で手に入る圧倒的な完成度と実用性が最大の魅力です。

日産が満を持して投入した最高峰ミニバンの頂点に君臨する「VIP」は、単なる移動手段としての車にとどまらず、まさに「走る高級スイートルーム」と呼ぶにふさわしい贅沢な居住空間を実現しています。

本記事では、新型エルグランドVIP専用の超豪華内装や2列目キャプテンシートの機能性、吸い込み式ベンチレーションの使い勝手、基準車(Gグレード)との詳細な装備・価格差、さらにはライバルとなるトヨタ・アルファードとの比較検証まで余すところなく徹底解説します。

新型エルグランドVIPの内装は何が特別なのか?

新型エルグランドのフラッグシップグレードである「VIP」の内装は、ブラックを基調とした専用のトータルコーディネーションで徹底的に仕立てられています。

スライドドアを開けた瞬間から広がるキャビン空間は、フォーマルでありながらモダンで重厚な風格を放っています。

インパネやドアトリム(1列目・2列目)には職人技を思わせる丁寧なグレーステッチが施され、ステアリング、センターコンソール、2列目アームレスト、乗降用グリップには上質感あふれる「ダーククロームフィニッシャー」が配置されています。

シート表皮には、しっとりとした極上の肌触りと優れた耐久性を高い次元で両立させた「プレミアムナッパレザー」を採用し、優美なキルティング加工と専用グレーステッチが施されています。

基準車に採用される高品質な合成皮革表皮「テーラーフィット」とは肌触り・質感ともに明確に一線を画す仕上がりであり、「VIP」の称号にふさわしい贅沢な空間が追求されています。

外装においても、ダークメタルグレーのフロントグリルやバンパーフィニッシャー、サテングレーメタリックのドアサッシュモール、VIP専用18インチ切削光輝アルミホイールが標準装備され、街中でも一目でそれと分かる圧倒的な存在感を演出しています。

夜間の乗車時には「ELGRAND VIP」の専用ロゴが鮮やかに浮かび上がるウェルカムイルミネーションが足元を優しく照らし、乗り込むたびに特別な空間へとエスコートしてくれます。

2列目キャプテンシートの座り心地と快適装備

新型エルグランドVIPの主役となるのは、同乗者を究極のリラクゼーションへと導く専用設計の2列目キャプテンシートです。

シート幅は約50cmとゆったり確保されており、体格の大きな大人が腰掛けても体を自由に動かせるほどの贅沢なゆとりを備えています。

シート内部全体には柔軟性と反発力に優れた特殊ウレタンを採用し、頭部から足元まで体圧を均等に分散しながら包み込むように優しく支える構造となっています。

幅広でふかふかとしたヘッドレストは頭を左右にあずけやすく、長時間のハイウェイクルージングでも首や肩への疲労を劇的に軽減します。

NASAの無重力空間での姿勢研究をヒントに日産が磨き上げてきた「ゼログラビティシート」の思想が受け継がれており、走行中の微小な微振動や姿勢変化による筋肉の緊張を最小限に防ぎます。

さらに、助手席および2列目左右席には「トリプルオットマン」が惜しみなく用意され、ふくらはぎをしっかりと支えながら足を伸ばして贅沢にくつろぐことが可能です。

歴代エルグランド伝統の「デュアルリクライニング(中折れ機能)」も進化を遂げており、背もたれを大きく倒した状態でも上半身だけを起こして自然に目線を前方へ向けることができます。

これにより、長距離移動中でも車酔いを防ぎながら、車載モニターでの映像鑑賞やスマートフォン・タブレットの操作を無理のない快適な姿勢で楽しめます。

シートポジションは電動で細かく無段階調整できるうえ、好みの着座位置を記憶させるメモリー機能も備わっているため、ドライバーや同乗者が代わるたびに設定し直す煩わしさもありません。

※画像はAIによるイメージ

シートベンチレーション機能の仕組みと操作性

長時間の移動や真夏のドライブを常に快適に保つため、新型エルグランドVIPの2列目キャプテンシートには本格的なベンチレーション機能が標準装備されています。

ベースグレードでは座面を温めるシートヒーターのみの設定となるのに対し、VIPには先進的な「吸い込み式」のシートベンチレーションが組み合わされているのが決定的な違いです。

一般的な送風式(シート内部から風を吹き出すタイプ)とは異なり、シート内部の高性能ファンが座面表面から熱気や湿気を内側へ吸い込む構造を採用しているため、背中や太もも裏の衣服の蒸れを素早く解消し、常にサラリとした快適な肌触りを維持します。

エアコンの冷風で体が冷えすぎたり、風が衣服を抜けて不快感を覚えたりすることがない点も、吸い込み式ならではの大きな工学的メリットです。

操作方法も極めて直感的で、同乗者・ドライバーの双方がストレスなく扱えるよう配慮されています。

  • 2列目シート手元のアームレストスイッチ操作(タッチするごとにAUTO、HI、MID、LO、OFFへ瞬時に切り替え)
  • 前席14.3インチ大型センターディスプレイからの集中操作(REARエアコン・シート設定画面から個別コントロール可能)

オートエアコンと連動する「AUTOモード」を選択しておけば、車室内の温度やエアコンの設定温度に合わせて最適な吸気風量へと自動で細かくコントロールされます。

実用上の注意点として、12Vバッテリー上がりを未然に防止するため、メーターパネル内の「READY」表示灯が点灯している(車両のハイブリッドシステムが起動し走行可能な状態)時に使用する必要があります。

また、シート表面の通気穴を塞いでしまわないよう、座面への厚手の座布団や毛皮カバーの敷設は避け、水気や鋭利な突起物からデリケートなプレミアムナッパレザーを保護することが推奨されます。

基準車(Gグレード)との違いと実質的な価格差

新型エルグランドVIP(e-4ORCE)の車両本体価格は869.8万円(税込)となっており、ベースとなる基準車「G e-4ORCE」(757.8万円)と比較すると一見して約112万円高額に見えます。

しかし、両車の標準装備内容を細かく精査していくと、その価格差の印象は180度変わります。

VIPには、基準車のGグレードでは高額なメーカーオプション扱いとなる以下の豪華装備が、最初からすべて標準で搭載されています。

  • ロングステップ&ステップイルミネーション(約25万円相当)
  • 15.6インチルーフ取付型後席専用大型モニター(約18万円相当)
  • BOSE Premium Sound System(22スピーカー/3Dサラウンド音響/約20万円相当)
  • 高遮音合わせガラス(フロント、フロントドア、フロントクォーター、リヤドア全周)
  • クリアビューパッケージ(LEDリヤフォグランプ、ワイパーデアイサー等)

これらのオプション装備をGグレードに後付け追加した場合の合計金額を差し引くと、VIPとGグレードの実質的な差額は約40.2万円にまで縮まります。

この約40万円という差額の中に、職人仕立ての専用プレミアムナッパレザーシート、専用外装ダークメタルフィニッシャー、VIP専用LED読書灯、専用18インチ切削光輝アルミホイール、そしてブラック専用内装コーディネーションのすべてが含まれている計算になります。

最上級の仕立て、極上の音響空間、そして賓客をもてなす乗降性の高さを最初から手に入れたいユーザーにとって、VIPのパッケージングはむしろ割安感すら漂うコストパフォーマンスの高い選択肢です。

なお、新型エルグランドVIPは日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手掛ける持込み登録車両(オーテック扱い)となります。

ライバル車(アルファードExecutive Lounge)との比較

高級ミニバン市場において最大のライバルとなるトヨタ・アルファードの最上位グレード「Executive Lounge」(E-Four:約892万円〜)と比較した場合、新型エルグランドVIPのアプローチには明確な思想の違いが見られます。

アルファードExecutive Loungeは、固定式の大型センターアームレストや回転格納式テーブル、専用タッチパネルコントローラーなどを備え、旅客機のファーストクラスのような「完全な個席ラウンジ感」を強調しています。

一方で、エルグランドVIPはシート単体の掛け心地やナッパレザーの質感で同等の贅沢さを担保しつつ、車内の移動性や日常の使い勝手を損なわない設計にこだわっています。

価格面においても、アルファードExecutive Loungeが約892万円からであるのに対し、エルグランドVIPは869.8万円と競争力のあるプライシングが設定されています。

「ショーファードリブン(専属運転手付き)に特化し後席空間の豪華さを極限まで求めるならアルファード」「極上の快適性を確保しながら、家族での旅行や自分自身でのドライブもアクティブに楽しむならエルグランド」という明確な棲み分けが成り立っています。

ウォークスルー構造と手動前後スライドの真意

新型エルグランドの内装設計において、ライバル車と最も際立った違いを見せているのが、2列目キャプテンシート間の「ウォークスルー空間」と「手動式前後スライド機構」の採用です。

近年のプレミアムミニバンは豪華さをアピールするために大型の固定式アームレストを採用し、2列目シートの間を完全に塞いでしまう設計が主流となっています。

しかし新型エルグランドは、2列目シート間に人が無理なく通れるウォークスルー幅をしっかり確保することで、1列目から3列目までのスムーズな車内移動を可能にしています。

加えて、リクライニングやオットマンの角度調整が電動化されている一方で、前後のシートスライド機構にあえて「手動レバー式」を残している点も極めて合理的な設計思想です。

3列目シートに乗車した家族やゲストが降車する際、フル電動スライドではモーターの作動完了をじっと待つタイムラグが発生し、日常のシーンでストレスを感じることが少なくありません。

手動スライドであればワンアクションで瞬時にシートを最前部へスライドできるため、雨天時の乗り降りや急ぎの送迎時でも同乗者を待たせることがありません。

3列目シートにも専用のUSB Type-C急速充電ポートやカップホルダーが完備されており、多人数フル乗車時の実用性を一切犠牲にしていません。

なお、一部の自動車メディアや関係者筋の情報によると、今後の年次改良(2027年度頃を予定)において、VIP専用としてさらなる個席感を高めた「大型固定式アームレスト仕様」が追加導入される可能性も噂されています。

車内ウォークスルーの実用性を重視するユーザーは現行の可動式アームレスト仕様を、よりパーソナルなラウンジ感を求めるユーザーは今後の仕様展開を視野に入れて検討するのが賢明なアプローチです。

記者としての視点と今後の見通し

16年ぶりとなる新型エルグランドのフルモデルチェンジにおいて、日産が打ち出した「VIP」のパッケージングは、単なる見せかけの高級志向にとどまらない「極めてユーザーオリエンテッドで実戦的なフラッグシップ像」を具現化していると筆者は高く評価します。

加熱する高級ミニバン市場では、過剰な電動ギミックや派手な加飾ばかりが注目されがちですが、新型エルグランドは低床プラットフォームによる自然な乗降性、ウォークスルー、手動スライドによる3列目アクセスの素早さなど、実際の使いやすさを徹底的に磨き上げています。

静粛性に関しても、世界初となる進化したアクティブ・ノイズ・コントロールと、ヘッドレストスピーカーを含む22スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムが見事に調和し、車内に入り込むロードノイズを大幅に低減しています。

プライベートで家族を乗せるファミリーユースはもちろんのこと、企業の役員送迎やVIPハイヤーといったプロユースの現場においても、実用性と圧倒的なおもてなしを兼ね備えた選択肢として極めて高い支持を集めると確信しています。

まとめ

新型エルグランド「VIP」は、最上級のプレミアムナッパレザー、吸い込み式ベンチレーション、多彩な調整が可能なゼログラビティ2列目キャプテンシートを備えた、日産の技術の粋を集めた最高峰ミニバンです。

ベースグレード(G)との実質的な装備差額は約40.2万円と非常にリーズナブルであり、上質な静粛性・音響空間とミニバン本来の使いやすさが高次元で融合しています。

同乗者に極上の移動体験を提供しつつ、日常の使い勝手にも妥協したくないドライバーにとって、新型エルグランドVIPは間違いなく最有力候補となる一台です。

よくある質問

新型エルグランドVIPと通常グレード(G)の最大の違いは何ですか?

キルティング加工を施した専用プレミアムナッパレザーシート、吸い込み式シートベンチレーション、専用ダークメタル外装フィニッシャーに加え、基準車ではオプションとなるロングステップ、15.6インチ後席モニター、22スピーカーBOSEサウンドシステムが標準装備されている点です。実質的な差額は約40.2万円となります。

2列目のシートベンチレーションはどのように操作しますか?

2列目シート手元のアームレストスイッチ、または運転席の14.3インチ大型センターディスプレイ(REAR操作画面)から簡単に操作できます。AUTOモードを選択すれば、室内のエアコン設定温度や室温に応じて最適な吸気風量へと自動で調整されます。

2列目シートの前後スライドはなぜ電動ではなく手動なのですか?

リクライニングやオットマンは電動式ですが、前後スライドはあえて手動レバー式を採用しています。これは3列目シートへの乗り降りの際に電動モーターの動作待ち時間をなくし、ワンアクションで素早くシートを動かせるようにするための実用性を重視した設計です。

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